自民党支持率と内閣支持率を見つつ

自民党支持率は30%台をキープしながら、内閣支持率は20%台で低迷する岸田政権を見ながらの雑感。

 

自民党と野党

自民党は、政権与党としての強みがあるぶん、政治腐敗しやすい構造にあり、金銭関係の腐敗が横行する文化がなくならない。お金が権力に吸い上げられてしまう、当然と言えば当然の傾向とも言えることに、メスを入れられないジレンマというところか。しかも国民的に何割かが、それを受け入れる土俵がある。

なので、内閣の支持率は下がるのに自民党自体は支持率が急速には減らない傾向にある。アンケート調査に答える人達の傾向として、政党と内閣を別軸で評価している人が多いとしか思えない。

あと野党結集とか関係なく、支持政党なしが40%も余ってることが最大の問題。全体の30%も持っていかれたら、どうしようもない。しかも野党同士で手を組むことすら出来ないんだから。結局事実ベースの議論で負けてるのが明白と言える。

加えて左翼、野党勢力にある非現実的思想、ヒステリックな部分、排他的支持者、などマイナス要素を払拭できないことが問題。小池都知事でも、意味不明な公約を言い出したりするのとか良い例。自民は腐敗するいっぽうで、現実的政策をする側面もあるので負けないのでは。

 

支持者を見てて

岸田政権支持の人を見てて思うのは、反対意見に対して支持理由を言うのは当然だし、支持出来る材料があるのも確かなので違和感はないけど、もっと自民に対して要求があっても良いのでは?と思う。

ポジション的にマイナス批判が言いにくいのは理解できるけど、もっとやって欲しいこととか改善点も要求すれば良いのにって思う。

個人的に岸田首相は応援するけど、もっと出来ることあるんじゃないの?というのは、政権ならではのジレンマとか、スピードの遅さを感じたりする部分はある。だからもっと良い方向になるための要求はあってしかるべきかなというのが雑感。

野党に関しては、足の引っ張り合いもすごいけど、そもそも理想とか批判よりも事実ベースで国民の支持を得られるようにしないと始まらない。そうでないと、どこまでいっても現状の政治環境が変わらないので、自民党に怒るよりも支持政党を鍛えることに注力したほうが良いと思う。

現状見てると、立憲を育てるか、一から整理するしかないのかなと思う。維新は万博で成功しないと変化はないと思うし、予算倍増の説明が出来ないと支持は増えない気がする。さすがにあの状況で、全国支持を広げるのは困難だと思う。

 

良し悪しより結果

良し悪しの話で終始して議論が深まらないより、結果として国民生活の改善と国力増強にどう貢献するかが大事だと思う。

硬直化した日本の状況を、いかに前向きで、強い社会に生まれ変わらせるかが本来は問われていること。政治家も支持者も、そこに戻っていくのが理想的なんだろうと思う。しょうもない足の引っ張り合いとか、政治腐敗に興味ないから、どんどん支持政党なしや、投票率低下の原因になるのでは?と思った。