ネットでの言論の一部が、限界を超えて奈落の底へと落ちていく状態にある。これは、限られた勢力に限らずな状態である。
世界的にもパリの市長にXは下水道と言われ、アメリカでもフェイクニュースが蔓延しているという。戦争に関しても情報戦が行われて、フェイクニュースが流布される事態に陥っている。
日本でもXを中心に、さまざまな被害が出ており、便利な反面の負の部分が奈落の底まで落ちていくようである。
顕著な状態としては
- 長文が読めない
- 文章を理解できない
- マナーが悪い
- イチャモンをつけるのが目的
- 根拠のない言説を流布する
- 誹謗中傷を繰り返す
- ネットリンチに加担する
- 頼んでもいない説教を始める
- 被害者を追い込む投稿
- インフルエンサーによる集団煽動
- 意図的なフェイクニュース
- AIを使ったフェイク画像
- botを利用した言論誘導
などが横行している。被害者が圧倒的に不利益を被る場面が多く、それによって自殺者も出ている事態なのである。
この傾向は過去からあったが、SNSが普及するにつれ日常的に見られるようになった。流石に放置出来ないレベルにあり、政府与党でも対策が検討されて、年々法律も厳しくなっている。
問題は誰でも参加できるのと、匿名性がやはりハードルを下げているのは無視出来ないだろう。とはいえ、それは言い訳に過ぎないと思う。
根本にあるのは、国語力、モラル、マナー、情報リテラシーの問題が考えられ、これは全年齢対象であり、世界的な問題と言える。
よく言われる低所得者で暇で、生活が充実してないような人間がしているという思い込みがあるが、それももう陳腐な指摘と言わざるおえない。あらゆる階層に問題ある人は存在して、性別、国籍、コミュニティ属性に関係なくある。
もう属性に関係なく対抗すべき、由々しき問題だと思われる。個人的には、ハードルを上げるのと、啓蒙が重要かなと思う。
政府が対応しているが、民間や個人なども含めた包括的な対策をするべきで、それは国がやるべきレベルになっているのではないか。
他にも対策はあるだろうが、社会に重大な影響や、次々に被害者が出ているような看過できない問題である事は間違いない。